門やアプローチを考える時のヒント(種類、配置編)

門やアプローチを考える時の基礎知識や専門用語の解説をご紹介してまいります。
最初は門扉の種類やパターン、寸法や配置のヒントについてです。

 

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外構・エクスエテリアをお考えになる時多くの方はまず始めに、門やアプローチといった場所をお考えになるのでは無いでしょうか。

そして、いざっとなると「専門用語等が出てきて・・・・」といきなり、つまずいてしまう。

そんな、お客様の声を沢山聞いてきました。

今回は、門やアプローチを考える時の基礎知識や専門用語の解説をご紹介してまいります。

 

1・種類とデザインパターン

住まいの第一印象を決めるのが、門まわり。そして門から玄関へと導くアプローチは、まさにわが家の顔となる場所です。敷地条件や機能面から、門扉やアプローチを検討すると同時に、住む人の感性を表現するイメージやデザインへのこだわりも大切にしてください。

 

門扉の種類

業者さんは専門用語で提案します。形状や材質は以下の通りになります。

 

アルミ形状門扉

溶かしたアルミを押し出して形成する直線を基調としたデザイン。軽くて操作性の良い門扉です。

 

アルミ鋳物門扉

溶かしたアルミをデザインの形に流し込んで形成。重厚感があり、意匠と色彩にもこだわりが息づく門扉です。

 

木粉入り樹脂門扉

耐候性のある木粉入り樹脂を採用。天然木のような美しい質感をいつまでも保つことができる門扉です。

 

門まわりのデザインパターン

オープンタイプ:明るく開放的な門まわり

色とりどりの花鉢や植栽が似合う、明るく楽しげな門まわり。訪れる人を気軽に迎えることができます。

 

セミクローズドタイプ:門扉があっても明るい門まわり

門に扉を設けますが、出来るだけ開放的なイメージになるよう工夫して、明るい雰囲気をつくります。

 

クローズドタイプ:プライバシー重視の門まわり

視線を遮る門塀まわり。一方で閉鎖感をやわらげ、センスの良さを感じさせる演出も大切です。

 

2・アプローチと門まわりの寸法と配置の検討のヒント

門扉の高さは、門柱の上に門扉の柱が出ない高さ、約15cm位低くすると、バランスの良い

門まわりになります。

 

敷地と道路に高低差のある場合は、階段の2段目に門扉を設けると、バランスがよくなります。

 

内踊り場の奥行きは1.2m以上あることが必要です。門扉を直角に開いた状態で、人が通れるスペースがとれれば、さらに使いやすくなるでしょう。

 

アプローチに階段が必要な場合は、踏面は30cm以上、蹴上げは20cm以下に抑えます。

 

前面の踊り場は、事故を防ぐためにも道路から、少なくとも60cm以上の奥行きをもたせることが理想です。また、このくらいの距離があると門まわりにゆとりが生まれます。

 

標準的な門扉の寸法と設置の時のヒント

門扉の寸法は、間口×高さ(mm)で選びます。
例えば間口は、人がスムーズに出入りするには少なくとも60cmの幅が必要でしょう。この数値を基準にすれば両開きで間口1,200mmとなります。
高さは、門扉自体の圧迫感を抑えるか、外部の視線をさえぎることを優先させるかによって、選択の基準が変わってきます。

 

標準的な両開き門扉の寸法

間口:1m20cm 高さ:1m

間口:1m40cm 高さ:1m20cm

間口:1m60cm 高さ:1m40cm

間口:1m80cm 高さ:1m60cm

 

門扉の設置は一般的に”内開き右勝手”が原則です

内開き・右勝手の納め

内開き ・・・家側に扉を開くこと(対:外開き)

右勝手 ・・・外側右側の扉を通常開閉すること(対:左勝手)

 

内開き・右勝手ができない場合の納め

特に外開きの場合は扉が道路側に出るので、車や通行人に当たることのないように、門扉の取り付け位置を家側にセットバック(後ろに下げる)する必要があります。

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