芝貼りの準備
お庭の悩み解決所「がんばっ庭」
今回は「芝貼りの準備編」です。
庭つくり、ガーデニングに欠かせないアイテムの一つ「芝生」
今年は芝生のお庭に!とお考えの方も多いのではないでしょうか?
何でも準備が大切ですね。また、この準備をしている時が楽しい。
では、憧れの芝生の庭にする為に、どの様な準備が必要になってくるか。
実際に、私がお客様のお庭を拝見する時に何を確認するか。
それは、この順番です。
1・現状の土の高さを確認します。
この場合、何を基準にするか?
家の周りにある雨水のマスの高さや犬走り等がある時にはその高さです。
それらに対して、今の土の高さがどの位高いのか、低いのかを確認します。
ここで、頭にいれて置くことがあります。
貼る芝生の厚みです。
品種や購入先によって厚みもバラツキがあるのですが、1~3cm程度になります。
当社でTM-9は3cmで見ています。
最終的に貼った芝生がマス等と同じ高さになる様にします。
ですから最低マス等から現状の土が3cm程度低い事が理想です。
高い場合はどうするのか。それはこの次にの現状の土の状態を見るでご説明
します。
2・現状の土の状態を見ます。
最近の新築の住宅では何故か、石混じりが庭土が多いです。
石等が多い場合は、レーキ等で石を集めて庭の数箇所に30㎝~50㎝程度の深さの
穴を掘って、集めた石をその穴の中に入れます。
これ、俗に言う「暗渠」といって庭の水はけを向上させる役割も持ちます。
石の次は雑草です。
雑草を刈って芝生を貼っても、スギナ等は芝生の間からまた生えてきてしまい
ます。こうなると始末が悪く後で大変な事になります。
雑草が多い場合はどうするのか?
私は除草する前に濃い目の除草剤を散布させて頂いています。
理由は根からダメージを与えたいからです。
大体、芝貼りを行う1週間~10日程度前に行います。
現状の土が雨水マス等より高かった場合。
まず、今よりレベルを上げても大丈夫かどうかを確認します。
そして、石や除草を取り除く作業を同様に行います。
雨水マス等は嵩上げ様のアタッチメントがホームセンター等販売しています。
5㎝、10cm、15㎝等。
それらを使って、マスを嵩上げします。
そして、下地の砂などで高さ調整を行います。
なぜ、削らずに更にあげるのか。
削った土を処分する「残土処分費用」も年々高くなっておりますし、削る取る
為の作業費も余分に発生してしまいます。
その様な事を考え、コストを抑える為には削るより上げる方を優先して考える様に
しています。
芝貼りの準備編はこの位にして、次回は下地編をお届けしたいと思います。
2017年3月15日
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