枕木は腐らないの?耐用年数は
枕木は腐らないのか?耐用年数は?
お庭つくりで大変人気のある枕木。
自然素材の持つ質感は、植物との相性も良くオーナー心を癒してくれます。
天然の木で材質も色々、国産品もあれば輸入品もありますね。
そんな枕木、どの位持つの?腐らないの?という質問を頂きます。
木の種類や施工場所の条件等で一概には言えないと思いますが、当社に相談を頂いた庭のリフォームで腐った
枕木を何とかしたいと寄せられた実例でご紹介します。
枕木の耐用年数は20年前後?
こちらは平成15年に当社で施工させていただいた、本庄市の枕木を使ったアプローチ
使った材質はオーストラリアからの輸入のユーカリの中古枕木でした。
とても硬く、比重が水より重いので水に沈む木です。
そして、こちらが先日伺った時の様子、約15年経っています。
腐ってシロアリなどの発生は無い様でしたが、ご覧の通り木は「痩せて」きています。
所々に柔らかくなっている場所も見受けられましたが、まだ充分歩けます。
こちらは、先日ご相談を受けた熊谷市の枕木アプローチの状態
施工されてから18年程経っているそうです。
枕木の材質は不明ですが、こちらは腐って所々に穴が開いて、歩くのに危険な状態ですね。
幸い、こちらのお宅もシロアリ等の発生は見られませんでした。
こちらは枕木を全て撤去して、コンクリートでアプローチをリフォームする予定です。
歩く時に危ないので枕木を撤去したい。
20年前と今では、当然体の状態も違いますし、ライフスタイルも変わってきていると思います。そんな時に、腐り始めた枕木の上を歩くのは危ないし、
心配という事からこちらのお客様がお庭のリフォームを決断された理由です。
施工後のお客様の感想は、また後日ご紹介したいと思います。
自然素材を使うと言う事を理解する。
枕木が悪いと言う事ではありません。天然の木ですのでどんなに硬くても、経年劣化の影響は出て来ます。コンクリートや樹脂の様に永久的ではありえません。
ウッドデッキも同様だと思います。
自然素材を使うと言う事は15年~20年後にはこの様な状況が出てくると言う事を理解して、庭つくりの際の資材選びの参考にして頂ければと思います。